モロヘイヤにはミネラル分もタップリ

ミネラル分(無機質類)については、カリウム:530mg、カルシウム:260mg、マグネシウム:46mg、リン:110mg、鉄:1.0mgというようにしっかり含まれています。カリウムには過剰ナトリウムを体外に排泄する作用があります。

 

同じミネラルであるナトリウムと密接な関係を持つ成分で、体内で過剰になったナトリウムをカリウムが調整してくれるのです。

 

カルシウムは骨や歯をつくる成分としてお馴染みだと思います。更にカルシウムは骨粗しょう症の予防に重要な成分で、血液を固めるための補助、ストレス緩和などの効果もあります。最近の日本人はカルシウム不足が指摘されているので、しっかり摂取したいものです。

 

体内で約300種類以上もある酵素の働きを助けるミネラルがマグネシウムです。カルシウムと密接に関連し、骨の健康維持にも働きます。体内で行われるほとんどの生合成、代謝の働きに必要で、三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)の代謝に関わっています。三大栄養素からエネルギーをつくるには酵素が必要で、マグネシウムが酵素に働くのが非常に重要なのです。つくったエネルギーを高効率で利用するのにもマグネシウムが作用しています。

 

同様にリンも体を構成するのに必要なミネラルです。リンは筋肉、神経、脳、肝臓などの各組織に含まれ、カルシウムやマグネシウムと結合することで骨、歯の形成に作用します。更に、三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)と結合して核酸(DNA、RNAなど)を構成する成分にもなります。